夕凪の街 桜の国

夕凪の街 桜の国   
   夕凪の街 桜の国
 こうの史代 双葉文庫

「夕凪の街」
昭和三十年、広島。
十年前に父親・姉・妹を亡くした二十三歳の皆実は、母親とひっそりと暮らしていた。
同じ職場の男性からの好意に答えようとした時、皆実に襲いかかってきたものは・・。

 しあわせだと思うたび
 美しいと思うたび

 愛おしかった都市のすべてを
 人のすべてを思い出し

 すべて失った日に
 引きずり戻される

 おまえの住む世界は
 ここではないと
 誰かの声がする


優しい絵柄だし声高に訴えるセリフも無いのに、静かに問いかけてくる想いは重い。


「桜の国」
昭和六十二年、東京。
小学生の七波は野球に夢中な女の子。
成長した七波は定年退職した父親の行動に不審を持って尾行をする。
父親が向かった先は広島・・。

話が進むうちに父親が「夕凪の街」の皆実の弟だと分かってくる。
被爆二世に対する言われない差別に、原発事故後の今を重ねてしまった。


以前図書館で借りて手元に置きたいと思っていた本。
ずっと我が家の本棚に置いておきたい。

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